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里シリーズ

里シリーズ

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農村・酪農地帯・日常の食卓に根ざした、親しみやすく食べやすいチーズをイメージするカテゴリー。 一言でいうと「まろやかミルキータイプ」まろやか、やさしい、クセが少ない、毎日使いやすい。家族の食卓、朝食、サンドイッチ、サラダ、料理素材に向くチーズ。

代表的なチーズ例
ゴーダ、エダム、サムソー、マリボー、ハバティ、クリームチーズ、モッツァレラ

 

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オランダ ゴーダ

12ヶ月熟成ゴーダ

オランダの西に広がる、緑豊かな牧草地。
低地の国ならではの湿った風と、豊かな草を食む牛たちから生まれたミルクが、やがて黄金色のチーズへと姿を変えます。

その名はゴーダ
中世の時代、オランダ南ホラント州の町**ゴーダ(Gouda)**に集められ、広場のチーズ市場で取引されたことから、この名で世界に知られるようになりました。

ゴーダの魅力は、なんといってもやさしいコクとまろやかな甘み。
若い熟成のものは、しっとりとなめらかで、ミルクの香りがふんわり広がります。
熟成が進むにつれて、旨みは深まり、ナッツのような香ばしさや、キャラメルを思わせる豊かな余韻が生まれます。

派手ではないけれど、毎日の食卓に自然となじむ。
パンにのせても、料理に使っても、そのまま味わってもおいしい。
ゴーダはまさに、オランダの風土と暮らしが育てた、**親しみやすく奥深い“里のチーズ”**です。

Gouda Holland

オランダ ゴーダ

Gouda 12 maanden gerijpt

12ヶ月熟成ゴーダ

主な特徴

オランダを代表するセミハードタイプのチーズ。穏やかなミルク感、まろやかなコク、熟成による甘みと旨みが特徴です。若いものはしっとり食べやすく、熟成が進むとナッツやキャラメルのような風味が強まります。

種類 一般的には熟成度で分類されます。若いゴーダ、ミドル熟成、長期熟成ゴーダ、スモークゴーダ、クミン入りゴーダなどがあります。熟成が浅いものはやわらかく、長期熟成品は硬めで旨みが濃厚になります。
原料 主に牛乳。伝統的なゴーダは牛乳を原料とし、食塩、乳酸菌、レンネットなどを用いて作られます。
産地 オランダ各地で作られます。名称の由来は南ホラント州の町ゴーダ(Gouda)で、かつてチーズ取引の市場として栄えたことに由来します。EUの保護名称であるGouda Holland PGIは、オランダ産乳を用い、オランダ国内で製造・自然熟成されたものが対象です。
熟成期間 一般的なゴーダは数週間から1年以上まで幅広く、若いタイプは約4週間前後から、長期熟成品では12か月以上のものもあります。Gouda Holland PGIでは最低熟成期間は28日とされています。
栄養価 たんぱく質、カルシウム、脂質を多く含む栄養価の高いチーズです。熟成タイプでは水分が抜けるため、旨みや栄養成分が凝縮された印象になります。
製法と熟成 牛乳を乳酸菌とレンネットで固め、カードを切り、ホエイを抜きながら成形・加塩します。その後、表面を乾燥させ、熟成庫でゆっくり熟成。ゴーダらしい丸みのある甘みとコクは、この穏やかな熟成によって育まれます。Gouda Holland PGIは自然熟成のセミハードチーズとされています。
風味と食感 若いものはミルキーでやさしく、しっとりなめらか。熟成が進むと、ナッツ、バター、キャラメルを思わせる香ばしさが生まれ、食感は締まり、ほろりと崩れるような質感になります。長期熟成品ではアミノ酸結晶によるシャリッとした食感が出ることもあります。
食べ方と用途 そのままカットしておつまみに、パンやサンドイッチに、グラタン、トースト、チーズソース、オムレツ、ハンバーグ、サラダにもよく合います。若いタイプは加熱料理向き、熟成タイプはワインやビールのお供、チーズ盛り合わせに向きます。
保護と認証 Goudaという名称自体は広く一般的に使われますが、Gouda Holland PGIはEUの地理的表示保護の対象です。また、Noord-Hollandse Gouda PDOは北ホラント州産の牛乳を用いる、より限定された保護名称です。


現地語表記

Goudse kaas
読み方:ハウツェ・カース/ゴウダセ・カース
意味:ゴーダのチーズ、ゴーダ風チーズ

チーズ名としての一般表記

Gouda
読み方:ハウダ/ゴーダ
※日本では「ゴーダ」と読みますが、オランダ語では「ハウダ」に近い発音です。

保護名称としての表記

Gouda Holland
EUのPGI保護名称として使われる表記です。

Noord-Hollandse Gouda
北ホラント州産のゴーダを示すPDO保護名称です。


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オランダ産スモークチーズ

プレーン

プロセスチーズ

オランダの広い牧草地で育まれたミルクから生まれる、まろやかなチーズ。
そこにバターのような豊かなコクを重ね、さらに香ばしい燻製の香りをまとわせたのが、オランダ産スモークチーズです。

ひと口含むと、まず広がるのはやさしいミルクの甘み。
続いて、バターを思わせるなめらかなコクが舌に残り、最後にふわりとスモークの余韻が立ちのぼります。

強すぎない燻製香は、チーズ本来のまろやかさを引き立て、ワインやビールのお供はもちろん、サンドイッチ、オードブル、サラダのアクセントにもよく合います。

素朴で親しみやすく、それでいて少し大人びた香ばしさ。
オランダの酪農文化が生んだ、日常を少し豊かにする味わいのチーズです。

Dutch Smoked Processed Cheese

Gerookte kaas

オランダ スモークチーズ

主な特徴

オランダでは一般に**Rookkaas(ロークカース/燻製チーズ)**と呼ばれるスモークチーズです。ゴーダ系のまろやかなチーズをベースに、燻製の香りをまとわせたものが多く、クリーミーな味わいと香ばしいスモーク香が特徴です。ソーセージ状や円形スライス状の商品も多く見られます。

種類

大きく分けると、ナチュラルチーズを燻製したタイプと、プロセスチーズタイプのスモークチーズがあります。オランダの市販品では、なめらかで扱いやすいプロセスチーズ系のRookkaasも多く流通しています。

原料

主原料は牛乳由来のチーズです。商品によって、牛乳、食塩、乳酸菌、レンネットを用いたチーズをベースにするものや、バター、でん粉、乳化塩などを加えたプロセスチーズタイプがあります。実際の市販品にも、チーズ、牛乳由来バター、でん粉、乳化塩、スモークなどが使われる例があります。

産地

主にオランダ産。ゴーダチーズの国として知られるオランダでは、まろやかなチーズ文化の延長としてスモークチーズも親しまれています。オランダ産スモークチーズは、現地語ではRookkaasと表記されます。

熟成期間

商品により異なります。若いゴーダ系チーズやプロセスチーズタイプをベースにすることが多いため、長期熟成チーズほどの熟成感よりも、ミルキーさ・なめらかさ・燻製香を重視した設計が一般的です。

栄養価

たんぱく質、カルシウム、脂質を含む乳製品です。プロセスチーズタイプの場合は、原料配合により脂質や塩分量が変わります。スモーク風味により少量でも満足感が出やすく、酒肴・軽食向きです。

製法と熟成

ゴーダ系チーズなどをベースに、燻煙またはスモークフレーバーによって香りを付けます。伝統的なタイプではブナ材などで燻製される商品もあり、外側に褐色のスモーク層が出ることがあります。市販品には「beech wood=ブナ材で燻製」と紹介される例もあります。

風味と食感

口当たりはなめらかでクリーミー。味わいは穏やかなチーズのコクに、香ばしい燻製香が重なります。ゴーダ系らしいミルクの甘み、バターのような丸み、スモークの余韻が特徴です。スライス品ではやわらかく、加熱すると溶けやすいものもあります。

食べ方と用途

そのままおつまみに、ビール・ワイン・ウイスキーのお供に好適です。サンドイッチ、ハンバーガー、トースト、ホットサンド、オムレツ、ポテト料理、サラダ、前菜盛り合わせにも使えます。加熱すると燻製香が立ち、料理に香ばしいアクセントを加えます。

保護と認証

Rookkaas/スモークチーズ自体は、一般的な商品カテゴリー名であり、EUの地理的表示保護名称ではありません。一方、ベースがGouda Holland PGINoord-Hollandse Gouda PDOに該当する場合は、それぞれの保護名称の条件を満たす必要があります。EUでは、Gouda HollandはPGI、Noord-Hollandse GoudaはPDOとして登録されています。




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デンマーク産 サムソー

デンマークの穏やかな風土に育まれた、やさしい味わいのチーズ――
それがサムソーです。

サムソーは、デンマーク中部に浮かぶ小さな島、サムソー島の名を受け継ぐチーズです。
緑の牧草地、海から吹くやわらかな風、そして酪農の国デンマークらしい丁寧な乳づくり。その穏やかな風景を思わせるように、サムソーはクセが少なく、まろやかで親しみやすい味わいを持っています。

見た目は淡い黄色で、しなやかな生地に小さな気孔が見られることもあります。口に含むと、ミルクの甘みとナッツのような軽いコクがゆっくり広がり、後味はすっきり。強い個性で主張するというより、料理や食卓にそっと寄り添う、北欧らしい穏やかなチーズです。

そのままスライスしてパンにのせれば、朝食やサンドイッチに。
加熱すればほどよく溶け、グラタン、トースト、オムレツ、ピザなどにもよく合います。日常の食卓に使いやすく、子どもから大人まで楽しめる味わいです。

華やかさよりも、飽きのこないやさしさ。
サムソーは、デンマークの酪農文化が生んだ、毎日に寄り添うチーズです。

Samsø

サムソー


主な特徴

デンマークを代表するセミハードタイプのチーズ。スイス系チーズの影響を受けた、穏やかで親しみやすい味わいが特徴です。エメンタールに似た雰囲気を持ちながら、よりマイルドでクセが少なく、日常使いしやすいチーズです。

種類

セミハードチーズ。かつては円盤状やワックス付きのものも見られましたが、現在はカット・スライス・加工向けに使いやすいブロックタイプも一般的です。

原料

主に牛乳を使用。多くは殺菌乳で製造されます。乳酸菌やレンネットで凝固させ、カードを切断・加熱・圧搾してつくられます。

産地

デンマーク。名前はデンマーク中部に浮かぶ**サムソー島(Samsø)**に由来します。デンマーク酪農文化を象徴するチーズのひとつです。

熟成期間

一般的には約3〜6か月程度。若いものは穏やかでミルキー、熟成が進むとナッツ香や軽い酸味、旨みが増します。

栄養価

牛乳由来のたんぱく質、脂質、カルシウムを含むチーズです。脂肪分は製品により異なりますが、資料上ではおおむね30〜45%程度とされます。実際の栄養成分表示は、輸入元・製造元の規格書確認が必要です。

製法と熟成

スイス系チーズの技術を背景に発展したデンマークチーズ。牛乳を乳酸菌とレンネットで固め、カードを加熱・圧搾し、一定期間熟成させます。生地には小さめ、または不規則な気孔が見られることがあります。

風味と食感

口当たりはしなやかで、ほどよい弾力があります。味わいはマイルドで、ミルクの甘み、軽いナッツ香、穏やかな酸味が特徴。エメンタールほど強くなく、やさしく食べやすい風味です。

食べ方と用途

そのままスライスしてパン、サンドイッチ、オードブルに。加熱するとほどよく溶けるため、トースト、グラタン、ピザ、オムレツ、ホットサンドなどにも適しています。

保護と認証

Samsøはデンマークの伝統的なチーズ名として知られますが、パルミジャーノ・レッジャーノやロックフォールのようなEUのPDO/PGI保護名称として広く流通しているタイプではありません。表示では、産地・原料・製造者規格を確認し、必要に応じて「デンマーク産サムソー」「Samsø cheese」などの表記が実務上使いやすいです。

サムソーは、デンマークの小さな島の名を受け継ぐ、穏やかな北欧のチーズです。
スイスのチーズづくりの技を取り入れながら、デンマークらしくやさしく、まろやかに育まれました。
ミルクの甘み、軽いナッツの香り、しなやかな食感。
毎日のパンにも、あたたかな料理にも寄り添う、飽きのこない味わいです。


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フランス産

ミモレット6ヶ月熟成

フランスの食卓に、ひときわ明るい色を添えるチーズがあります。
丸く、鮮やかなオレンジ色をまとったその姿は、まるで北フランスの空にのぼる小さな太陽。それが、フランス産ミモレットです。

6ヶ月という若い熟成を経たミモレットは、まだ力強く締まりきる前の、やさしい表情を残しています。
ナイフを入れると、しっとりとした手応え。
口に運べば、ほろりとほどける半やわらかな食感の中から、ナッツを思わせる香ばしさと、穏やかなコクがゆっくりと広がります。

長く熟成したミモレットが重厚な余韻を楽しむチーズだとすれば、6ヶ月熟成は、日々の食卓に寄り添う親しみやすい味わい。
ワインやビールのお供に、オードブルに、彩りを添えるひと皿に。
その明るい色とやわらかな熟成感が、食卓に小さな物語を運んでくれます。

Mimolette demi-vieille

ミモレット6ヶ月熟成

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ブリーは、パリ近郊のブリー地方にゆかりを持つ、フランスを代表する白カビチーズ。
なだらかな大地、牧草、牛乳、そして人々の暮らしの中で育まれてきた、やさしい味わいのチーズです。

マイルドタイプは、白カビチーズらしい香りを穏やかに整え、ミルクの甘みとクリーミーな口どけを楽しみやすく仕上げています。
ナイフを入れると、淡いクリーム色の生地がやわらかく現れ、口に含めば、まろやかなコクがゆっくりと広がります。

山のチーズが力強い熟成の味わいなら、里のチーズは、暮らしに寄り添うやさしさ。
ブリー マイルドは、日々の食卓にそっと華を添え、ワインやバゲット、果物、はちみつとともに、穏やかな時間を運んでくれます。

白い外皮に包まれた、フランスの里の恵み。
やさしく、なめらかで、親しみやすい味わいの白カビチーズです。

Brie doux

ブリーマイルド

主な特徴

白いカビに包まれた、フランスを代表する白カビタイプのチーズです。ブリーマイルドは、ブリーらしいクリーミーさを持ちながら、香りやクセを穏やかに仕上げた食べやすいタイプです。

種類

白カビチーズに分類されます。一般的なブリーの中でも、熟成感を強く出しすぎず、ミルクの甘みとやわらかな口どけを楽しむマイルドタイプです。

原料

主に牛乳を使用します。製品によっては殺菌乳を使用するものが多く、乳酸菌、レンネット、白カビ菌などを用いて作られます。

産地

フランス産。ブリーという名前は、パリ東方のブリー地方に由来します。ただし「ブリーマイルド」は、AOP指定のブリー・ド・モーやブリー・ド・ムランとは異なり、一般的なフランス産ブリーとして扱われることが多いです。

熟成期間

比較的短めの熟成で、中心部にやさしいミルク感を残すタイプです。熟成が進むと外皮に近い部分からとろりとやわらかくなり、香りとコクが増していきます。

栄養価

牛乳由来のたんぱく質、脂質、カルシウムを含みます。クリーミーでコクがあるため、少量でも満足感があります。脂肪分や塩分も含むため、適量を楽しむチーズです。

製法と熟成

牛乳を乳酸菌とレンネットで固め、カードを型に入れて水分を抜き、塩を加えます。その後、表面に白カビを育てながら熟成させます。白カビが外側から内側へ熟成を進め、なめらかな食感とまろやかな風味を生み出します。

風味と食感

クセが少なく、ミルクの甘みとやさしいコクが特徴です。外皮は白カビ特有の香りを持ち、中身はクリーミーでなめらか。若い状態ではしっかりめ、熟成が進むととろりとやわらかくなります。

食べ方と用途

そのままカットしてワインやビールのおつまみに。バゲット、クラッカー、果物、ナッツ、はちみつとの相性も良好です。サンドイッチ、オードブル、チーズ盛り合わせ、軽く温めた料理にも使いやすいチーズです。

保護と認証

「ブリー」自体は広く使われる名称ですが、Brie de Meaux AOPBrie de Melun AOP は保護名称です。一般的な「ブリーマイルド」を販売する場合は、AOP品でない限り、AOPや保護名称と誤認される表現は避け、フランス産ブリー マイルドBrie douxBrie mild などの表記が適切です。


フランスの里に咲く白い花のような、やさしい白カビチーズ。
ブリーマイルドは、ミルクの甘みとクリーミーな口どけを穏やかに楽しめる、親しみやすい味わいです。
バゲットや果物、はちみつと合わせれば、里の食卓にそっと寄り添う一品になります。



里シリーズ

シンガポール産

クリームチーズラム