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みそ汁とナチュラルチーズ

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長野県は冬のスキー、夏は避暑客、春秋は高原へと大勢の県外客を迎える観光県だ。
その地域は標高1000m以上、観光地に行くまでは、峠を越えていかねばならない。観光地を控えた町には、山のホテルや民宿に食材を納入する業務用の食品を扱う問屋さんがたくさんある。

「ペンション」と呼ばれる民宿が長野県の八ヶ岳山麓、原村にできたころ、その地域をフォローする問屋さんからチーズの勉強会を頼まれた。首都圏の若いお客様を迎えるようになってきた山の観光地のお料理は洋風化される傾向だ。ペンションのオーナーは東京や横浜からの脱都会の人がほとんどで、すでにナチュラルチーズを食べている。問屋さんには、カマンベールやデンマークのブルーチーズの注文もちらほら出てくる。青カビだ・白カビだなどのチーズの注文に問屋さんの若い営業マンは何が何だかわからない。そんな時代だ。スーパーの勉強会、奥様方のチーズフォンデュの会など講習会は度重ねているので、快く引き受けて出かけることになった。


ナチュラルチーズ講習会の出発前に、会社で大きな鍋にみそ汁を作った。ジャガイモを多めに、豚のこま切れを入れ、人参など具たくさんの味噌汁を20人前たっぷり作った。
問屋さんの食堂での講習会なので、ガスコンロがあるのは知っていたので前もって準備して行った。
ブルーチーズやカマンベールの試食で、こんなものを食べるお客がいるんだとびっくりしていた。1kgカットのチーズ、業務用のシュレッドチーズの取り扱いもはじまっている。そこで持ち込んだみそ汁の大きな鍋をガスコンロに掛けて温めた。
アツアツのみそ汁のお椀に、シュレッドチーズを一つかみ加えて配った。ジャガイモにチーズがからみ長く伸びる、普段食べているみそ汁なので抵抗もなく食べられる。
あちこちでおいしいと言って、チーズ入りの味噌汁のお代わりの声が次々にでる。

ジャガイモと人参のみそ汁が、あっというまにスープに変身し営業スタッフの眼が光っていた。ナチュラルチーズの勉強会は成功した。
ペンションブーム到来で、問屋さんのチーズ納品が増え続けた。今から30年前の話です。


平成18年長野市のみそ醸造家の「すや亀」さんが店舗改装をした。
自慢の焼きおにぎりが食べられるコーナーもある。焼きおにぎりとチーズが入ったみそ汁が評判だとお聞きした。

コメント(2)

「みそ汁とナチュラルチーズ」のタイトルを見て、すや亀さんのランチでこんなお味噌汁があったなーと思いながら記事を拝見しました。
お味噌とチーズって名前だけ聞くとちょっとびっくりする和洋の組み合わせですが、実際にお味噌汁を飲んでみると意外とマッチしていて美味しいですよね。
当時講習会で召し上がった方々もきっと不思議に思いながらもその美味しさに驚かれたのでしょうね。

すや亀さん「味噌屋でチーズ」のご案内をいたします。
フランス産カマンベールチーズに日本の味噌が見事にマッチ。和洋折衷おつまみができあがりました。発酵食品同士、気が・・・いやいや、味が合うようです。チーズの苦手な方にもおすすめです。日本酒にも焼酎にも、ワインでも、おいしくお酒の飲めるおつまみになります。もちろん、パンにもご飯にも和洋を問わずぴったりマッチ、クラッカーに乗せてカナッペにしてパーティのおもてなしにもご利用ください。

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